11 人工交配プロセス
2006年3月29日

〔静岡えびね実生会〕
会員13名

入会希望のお問い合わせ頂きましたが、現在募集しておりません。

〔静岡えびね実生会〕は当園が18年前マニア会員を募り13名で発足
    (18年間で3名しか入れ替わりの無い充実した最先端のえびね実生会です)
コレー園芸農場が集会場所で土・日・祝日には常時数名が集まり、エビネ談議で褒めたりけなしたり、勝手なことを言いあい大騒ぎしています。
全ての方がキャリアの長い栽培上手なエビネおたくの集合体で、私も会員の一人です。
それぞれ個性のある方達で、特大苗を作る方、フラスコ苗を立派に育てる方、栽培難の苗を上手に育てる方、増殖が得意の方・等色々な方の集まりで、レベルの高いえびね会です。

私はフラスコ苗の生産に追われ、栽培難の4倍体苗及びニオイエビネフラスコ馴化は会員の方に栽培して頂いております。

先日掲載した、非常に栽培難「ニオイエビネのコルヒチン苗」も〔静岡えびね実生会〕の会員様の苗で、まさに職人技の領域、会員様のおかげでコレー園芸も進化して来ました。

会員の方々が交配新花を持ち寄りますと、それぞれ栽培者の性格を受け継いでいるようにも見えます・・・?
最近会員の年配者S(自称:平成のえびね師)も息子のPCで当園のHPを覗き、早々電話(本人はメール出来ない)で4倍体間違え無い・写真は逆光で花色はどうだ・等なかなかチックがきびしく・・・「当会員には有料サイト」にしたいです!
会員の方へ:平成のえびね師、今度の土・日曜日も農場に初花苗を今回も沢山持って来る(秘蔵の花・交配タネ親)だとよ


2006年3月26日
 ニオイエビネの展望 (追伸)
3月23日の「天然種」「人工交配種」について

各地の展示会及び即売会等での「人工交配種」を開花出品されている方、コオズ・ニオイエビネには、是非交配両親が分かる苗には明記していただきたいものです。
現在コオズ・ニオイエビネと出回っている苗の中には、多数のミクラ・ヤマト・スイショー等が含まれており、せっかくのコオズ・ニオイエビネブームに水を差すことになります。

当園の作出交配苗は全てを明記『えびね銘花集』及びHP.にも記載しています。
ー例:『吉兆』
(ニオイエビネ)は『御蔵青龍』(ニオイエビネ)×『喜紫王』(ニオイエビネ)と明記し、たとえ同じ交配をしても、同苗は絶対出来ません。


『喜紫王』(ニオイエビネ)をコオズと信じている方は、『吉兆』は(コオズ)と言うことになりますね?そう思う方はそれで良いですが、兄弟苗からは、一本もコオズの血筋の子は出ていません。
『天紫梅』(ニオイエビネ)
『青海』(ニオイエビネ)も同様で、「天然種」は純潔種かの見分けは難しいもので、ですから交配両親は明記したいものです。
『大紫』は(コオズ)です。
2006年3月23日
 ニオイエビネの展望

ニオイエビネの新花は大人気
「天然種」「人工交配種」ともニオイエビネ・ブームですが、「天然種」の良新花が出現しない現在では、「人工交配種」でより良い新花を望むしかありません。

各地の展示会及び即売会で新花の無い「天然種」だけではお客様は満足せず、やはり新花のニオイエビネを望む方が多いようです。
各地でニオイエビネも人工交配の良新花が出現し始め、ニオイエビネを求める方が急増しています。

「天然種」にこだわる方もおりますが、以前のサツマ・ヒゼンの天然銘花『織姫』『薩摩紅』『小町姫』等を立派に咲かせた花を展示しても、マニアは見向きもしません。
サツマ・ヒゼンの本場九州でも、良花の殆どの主流が「人工交配種」になっています。
同様に当地本場ニオイエビネの展示会及び即売会も普及している「天然種」だけでは、衰退するのみです。
「天然種」は駄花と言うわけではございませんが、華となる新花を展示して頂きたいものです。

当園の展示即売
どこの展示場にもある天然種の『霧紫香』『紫錦閣』『濃紫香№1』等は全国的に人気有りますが、現在全国では何十~何百本と増えていると思います。
当園の展示即売では「天然種」の銘花は隅に追いやられ、雛壇を飾るニオイエビネの殆どが人工交配新花で、来園者(ニオイエビネマニア)に満足して頂いており、来園者の方は、人工交配苗を求める為にお越しいただいていると思います。


「天然種」と「人工交配」との違いは
以前にも記載しましたが、「天然種」は昆虫により無差別交配しているのに対し、「人工交配」は人間が両親を吟味し交配している、との違いだけです。
当然、純粋ニオイエビネはシブリングクロス又はセルフクロスが条件で、たとえば人気の『霧紫香』を交配使用しましたら、『霧紫香』似の花では不作、より良い花を作出しなければ交配する意味がございません、なかなか簡単に良花作出は出来ませんが!
現在では人工交配の新花を「天然種」として世に出ている苗もありますが、作出者以外(以上の条件を満たしていれば)当然「天然種」か「人工交配」かは、判りません。

今までのエビネ界では梅弁花を好む傾向でしたが、近年細弁花ニオイエビネの良さがやっと判って頂けたようで、細弁花交配フラスコ苗のお問い合わせも多数頂いております。
「天然種」にこだわる方から、反感をかうかもしれませんが?
エビネマニアならご理解されていると思います
2006年3月7日
〔オートクレーブ〕についてのお客様からのアドバイス
『雑談』ご覧頂いている、お客様からメール頂きましたので掲載させて頂きます
お問い合わせ頂いたお客様、参考にしてください。

コレー園芸 杉山様
雑談でオートクレーブの話が出てましたが、
トミー精工(TEL:03-5987-3111 URL:http://bio.tomys.co.jp)製のものがお勧めです。
大型(有効内容積:69L・200V 20A仕様)で、75万円位。
中型(有効内容積:50L・100V 20A仕様)で、62万円位(一般的に研究所等で使われているサイズだと思います)。
小型(有効内容積:36L・100V 15A仕様)で、52万円位です。
以上は蓋が上に開くタイプなので場所をとらないタイプです。
一般的な横に開くタイプはもう少し価格は低めです!
いろいろなメーカーのものがでていますが、故障もなくメンテナンスもしっかりしているメーカーでここ12年ほど使ってますが特に問題はありませんでした。
一般家庭で使う場合は電力(単独で15A以上の引き込みが必要になります)が問題になると思いますので購入前にメーカーに相談することをお勧めいたします!
○○様ありがとうございました
当園使用のオートークレーブは100万円位したと、記憶しています!
2006年3月6日
当園使用〔オートクレーブ〕のご質問に

当園使用のオートクレーブは中型で電気200V、300ccフラスコが一度に66本位、高圧滅菌できるタイプです。(一日に二回転132本滅菌しています)
大型のガスタイプはパーナーが腐食し、メンテナンスが必要です。
卓上小型電気100Vタイプのオートクレーブですとメス・ピンセット・スポイトやシリンジ等の滅菌向きですが、フラスコですと5~6本位しか一度に滅菌できません。
小物は家庭用の圧力釜で代用しています、やはりフラスコは5本位しか滅菌できず、数倍地の研究には無理です。
本格的に培養するのであれば、出来るだけ大型をおすすめします。
2005年2月3日
お客様からのお尋ね

放射線:
当園でも12年くらい前に、
線・γ照射実験を試みました、
は照射時間が会わなかったのか、矮化苗で失敗
γ照射苗は『えびね銘花集15号』№170富士王(大原女×神秘)は倍数体苗です
現在、倍数体苗作出はコルヒチン処理が主です

メリクロン:
エビネのメリステムは弱く大変です、出来ますが増殖率悪く、商業的には不可能です
エビネ及び寒蘭等の東洋ランは一般花卉にはなれず大量生産しますと、セントポーリアン・胡蝶蘭と同じように大暴落しバカですよね!、当然マニアも・・・
エビネも以前、大手企業が手を出しましたが、全て撤退

ニオイ×sib.では、発芽難:
種子は普通に取れますが、一般業者ではフラスコ培地のホルモンバランスがまだ完璧でないと思います、私は業者ですので、今後のニオイエビネ業界を考え大量生産は控えています。
青森にはサルメンエビネが有りますので、サルメンエビネ×sibを挑戦してみたら、以外と大変ですヨ、ニオイエビネの培地には会いませんでした。
ニオイエビネは昔、大手化粧品メーカーが香水原料に手がけたが、やはり断念しました

遺伝子を組み換え:
青いバラ、話にはなりません、今の時点では交配品種の青いバラには勝てません。
ポマト・ハクラン・オレタチの二の舞にならなければ!!!
現在人口種子の話題も???
みんな中途半端、企業の見栄・コマーシャルで終わりかな・・・

エビネは研究心・努力・根性・忍耐力・栽培技術
やはりマニア(道楽)の花です


○○様、先日の問い合わせの文を記載させて頂きました。
2004年12月16日
現在のニオイエビネ×sib.は

今年播種の12月15日現在
液体培地(ニオイ)のプロトコームは0,1㎜~0,3㎜位で
、まだ固形培地移植にはまだ早いようです。
女 神(天紫梅×御蔵式部)
 ×
天 庵(黎明×霧紫香)
女 神(天紫梅×御蔵式部)
 ×
紫雲涼(紫の君№1×天紫梅)
※夢のある交配で、是非早く咲かせて見たい交配です。
  良花が見えます
2004年12月15日
プロトコーム移植「2回目の移植」

今年播種の12月14日現在
これくらいのプロトコームになれば成長はかなり順調です。

1~2cm位の苗になりましたら、3回目の移植です。
さすがヤマト交配は成長良く、苗数も多い『姫の舞』×『無銘6-45コオズ』
『姫の舞』交配はきっと良花が咲くと思います。
ニオイエビネ×sib.は、まだまだ先の移植になります
こちらのフラスコは前回11月13日掲載した斑交配の斑入り葉のみ移植したプロトコームです。
この交配の斑は安定しています。
斑入り葉で濃紫弁花が咲きますかな?
斑カスガ6-188交配
2004年11月13日
プロトコーム移植「1回目の移植」
今年度交配の液体培地から固形培地への一回目の移植済フラスコ「11月13日現在」

斑カスガ6-188交配は、やはり白っ子と葉緑素のあるプロトコームが多数見られます。

ここをクリック⇒『斑入り交配』
0:目次
1:ニオイエビネの人工交配
2:シブリングクロスは難発芽
3:簡単馴化方法
4:当園のニオイエビネ×sib.
5:斑入り苗交配
6:キバナニオイ
7:倍数体(染色体)
8:フラスコ培養室
9:人工交配/初心者向き
10:エビネ交配品種名及び用語
11:人工交配プロセス