2 シブリングクロスは発芽難 (雑談より)
2006年3月21日
シブリングクロスは発芽難 そのⅨ
発芽は僅か(マザーフラスコ)
黒 雀
 ×
self.

(トクノシマエビネ)
発芽苗の状態を見ると、『黒雀』は倍数体苗かも?
白花アマミエビネ
 ×
桃 杳

(アマミエビネ)
16-216キエビネ
 ×
self.

(キエビネ)
コルヒチン処理し、4N苗を作り出す予定の交配苗です。
2006年3月9日 シブリングクロスは発芽難 そのⅧ
再度、17年交配でもアマミエビネ及びトクノシマエビネシブリングクロスしましたが、やはり発芽は非常に悪いようです。
アマミエビネ及びトクノシマエビネに地エビネ・他品種とのハイブリッドは発芽良好・雑種強健種です。

トクノシマエビネ『黒雀』は非常に良い素性があり、お気に入りの銘花で、新花を求め懲りずに今年(18年)も交配します。
天然トクノシマエビネは殆ど駄花で銘花『黒雀』・『日本盛り』くらいではないでしょうか。

学者様が
アマミエビネはキリシマエビネの変種、トクノシマエビネは地エビネの変種と言われていますが、何の根拠で変種としているのか判りません。
私の考えでは、変種では無く、別品種の固有種です、当然ニオイエビネも。

私の難発芽仮説
固有種のシブリングクロスが容易に発芽可能でしたら、極小さなかぎられた島ではエビネだらけになり、何れ自滅してしまう、その他いろいろな理由も有りますが・・・、難発芽種子になっていると思います。皆様はどう思いますか?

夏咲きエビネ〔リュウキュウ〕・〔ツルラン〕・〔オナガエビネ〕等を十数年前、何十回と交配を繰り返した結果を以前、某園芸雑誌の依頼で夏咲きエビネ〔リュウキュウ〕を掲載
〔リュウキュウ〕を〔ツルラン〕と〔オナガエビネ〕との交雑種、と記載した時も、大勢の方から反響を頂きましたが、現在では交雑種と扱われるようになりました。
アマミエビネ及びトクノシマエビネシブリングクロスをなされる方が増えれば、何れ別品種の固有種、やはり扱われる時が来ると思います。
自然界の生物には、まだまだ判らないことがいっぱいです。
2006年1月18日
私の夢見る今年の交配
2005年10月20日掲載
ご覧の方から、予約のお問い合わせを頂きましたが、
今日第二回目の移植した
ばかりで、今後三~四回目の再移植をします。
今秋頃の販売になると思い、しばらくお待ち下さい。

ニオイエビネ×sib.
×
暁 天
(ニオイ)
吉 兆
(ニオイ)
1月17日移植
2005年10月20日
私の夢見る今年の交配
今日、第一回目の移植
液体培地より固体培地への移植しました。
× ×
黎明 喜紫王 御蔵青龍 喜紫王
×
暁 天 吉 兆
暁 天×吉 兆
液体培地から(プロトコーム発生) 固体培地へプロトコーム移植
この交配よりビックリ仰天の花が咲くかな?
楽しみです
2005年11月28日
アサヒエビネ
小笠原諸島の固有種、現在絶滅危惧種に指定されています。
静岡県では8月末~9月頃開花
以外と寒さ(-4℃位まで)に強く、丈夫で栽培は容易です。
静岡の夏の高温ですと花色は黄白で、25℃の人工気象室で開花させますと綺麗な黄色の花色になり、寒さより夏の暑さが苦手のようです。

実生を手がける方へ

結実3ヶ月の未熟播種で、25℃培養の液体(MS)培地をおすすめします。
種子消毒はアンチホルミンを使用し、塩素系のウイルソン液では種子が死滅します。
(完熟種子播種では、超音波にかけ種皮を取り除きますと発芽誘発できます)
アサヒエビネ
(右写真と共、10数年前のプリント写真からで、来年はデジタルカメラで撮影します。)
ナツエビネ×アサヒエビネ
交配苗は寒さ暑さに強く、至って丈夫な品種になりました。
花色は白花で、気に入りの花です。
2005年1月21日
シブリングクロスは発芽難 そのⅦ
《トクノシマエビネ×sib.》
『日本盛』 『黒 雀』 日本盛×黒雀

トクノシマエビネの良花が少ない為、特級新花を求め交配しました。
この交配苗は極僅かしか発芽しません、貴重な苗です。
(以前交配のアマミエビネ×self.同様、シブリング・クロスの為か、播種培地が
 合わなかったのか?少苗です)
2005年1月17日
シブリングクロスは発芽難 そのⅥ
セルフクロスはシブリングクロス同様発芽難


一言にセルフクロスは発芽難と言っても、原種のself.雑種のself.とでは、発芽難易度がかなり違います。

たとえばコオズ(雑種)のself.は多少発芽しますが、ニオイエビネ(原種)のself.は容易には発芽は見られません。

最近ニオイエビネのself.交配をなさる方がおりますが、多発芽したニオイエビネは純粋種(純血種)ではなく、ニオイ系コオズニオイ系ミクラの可能性が多いようです。
2005年11月13日
シブリングクロスは発芽難 そのⅤ
液体培地

前回の11月4日のつづき
播種用液体培地

発芽用液体培地にはホルモン及びペプトン等は入れないほうが良いと言われる方がおられますが、交配組み合わせにより、一概には言い切れません。
数種類の培地を作り試してみて下さい、ペプトンおよびトリプトン等を入れる場合低濃度が良いようです。
ホルモン系では化学ホルモンは苗に悪影響が出やすく、天然ホルモンのほうが、苗に良いようです。

当園では品種により、今だ多数の組み合わせ液体培地を使用しています。
万能培地はありません。


試験管内で発芽初期のプロトコームです。
コオズ交配はこの時期が移植敵機です。
ピペット又はシリンジ等で固形培地に移植します。

ニオイエビネ×sib.はこの位の時期に移植しないと、プロトコームは変色し死んでしまいます。
コオズ交配のプロトコームに比べ遥かに細かいプロトコームで、発芽量も極僅かです。

一般交配は直接固体培地へ
発芽容易のミクラ・ヤマト等雑種交配の播種でしたら、直接固形培地への播種をおすすめします。
今後は人工交配/初心者向きも連載します
2005年11月4日
シブリングクロスは発芽難 そのⅣ
アドバイス:特殊培地への挑戦

前回の10月25日のつづき
黄エビネは広範囲地方に多数自生し、遺伝子が多少変異している可能性があります。
ニオイエビネは狭い地域での固有種の為、近親交配で発芽しにくく、染色体変異株も多数存在しています。

意外と簡単、寒蘭の人工交配
人工交配:寒蘭(紅花) 静岡県天竜川沿の紅花×土佐寒蘭の紅我

※:前回の特殊培地ホルモンバランスの培地を確保できれば、寒蘭及び春蘭のライゾームからの発芽も容易にできます。
17~18年位前、寒蘭及び春蘭の交配苗を販売しようと試みましたが、
一つのライゾームから数十本~数百本の苗がとれ(全て同苗)販売方法を検討しましたが、(交配苗を求める方は、自分だけの新花を望み、大勢の方に同苗を販売することはできず)断念しました。

寒蘭及び春蘭のライゾームとはエビネの増殖したプロトコーム(カルス)と同です。
寒蘭は馴化後3~4年で初花が、春蘭は馴化後4~5年で初花が見られ、意外と簡単です。
エビネをタンク培養する方もおられますが、カルス増殖してしまいます、タンク培養は洋蘭(カトレア・シンピジューム・デンドロビューム等)のメリクローン増殖の手段です。
現在人気の杭州寒蘭の依頼もありますが・・・・?。

明日:雑談:特別販売で写真の株分け苗をお譲りします。

次回につづく
2004年10月25日
シブリングクロスは発芽難 そのⅢ
発芽良好種子の播種は『ダルマ苗』

前回の10月3日のつづき

※不思議と黄エビネのシブリングクロスは至って容易です、あまりにも発芽良すぎ、また問題も! 

キエビネは非常に発芽良く、固形培地に直接播種しますと、過密に蒔き過ぎ、プロトコームの根毛で数十粒が寄り添い、移植で苦戦してる方も多いと思います。
移植にはプロトコームを一粒づつに分けて植えつけないと丈夫な良苗を作出できず、馴化後の成育も良くありません。
サツマ・ヒゼン・タカネ・ミクラ・ヤマト等の交雑種も発芽は容易。

発芽良好種子の播種
やはり液体培地で発芽後のプロトコーム移植がベストです。

アドバイス:特殊培地への挑戦

固形の播種フラスコ培地はホルモン(サイトカイニンとオオキシン)のバランスを調整し、発芽のみさせて、発根はさせず、ダルマさんのような根無し苗(培地上にコロコロ苗)に作り、固形培地フラスコに一本づつ簡単に再移植でき、移植後すぐ良根が生えて丈夫な苗を多数作り出せます。
次回につづく
2004年10月3日
シブリングクロスは発芽難 そのⅡ
前回の9月27日のつづき


固有種のアマミエビネ・トクノシマエビネ及びサルメンエビネのシブリングも発芽難です。

15年前小笠原諸島父島原産のアサヒエビネのシブリングクロスを作出しましたが、液体培地からの発芽で順調に開花致しました。
母島原産のホシツルランは苗及び種子の入手できず、播種したことがありません。

イヨ(夏エビネ×リュウキュウ)は容易に発芽成長しますが、F1イヨは雑種不稔でF2交配は不可能です。
「極稀に5粒の種子が取れ、イヨ系・56
(F1イヨ×リュウキュウ)が咲きました。

※不思議と黄エビネのシブリングクロスは至って容易です、あまりにも発芽良すぎ、また問題も!

  
(次回につづく)     
2004年9月27日
シブリングクロスは発芽難 そのⅠ
キリシマエビネのシブリングクロス
ニオイエビネと同様、発芽は容易ではありません。

現在キリシマエビネの良花が少ないので是非良花作出に、みなさんも挑戦してみて下さい。
ハイブリッドクロスが盛んで、良花作出されていますが、キリシマエビネの原種良花は絶えつつあり、ニオイエビネ同様原種の良さが見直される時が来ると思います。
他品種とのプライマリー及びハイブリッドクロスは至って容易に多数発芽し生育も良好です。

特にキリシマエビネのセルフクロスは苗が僅かしか取れません。
たとえば坤晴・雪・紺竜等、開花株を見る機会が殆ど無く、そのうち絶滅するのでは?

雪・紺竜・白妙等はヒゼンと言われる方がおりますが?
以上の3種をニオイエビネと交配しましたが、ミクラの要素は出現しませんでした。
全てスイショーで、
3種共キリシマエビネと思いますが、念のため、『坤晴』に雪・紺竜・白妙を交配し(今春馴化済)確認出来ると思います、開花した時は、初花の写真を掲載します。
機会がありましたら染色体検査方法で、純血種か調べてみたいと思います。

当園も以前取り扱いしていた、純白キリシマエビネの『霧島』は現存しているのでしょうか?良い交配種親になると思います。
坤晴 紺竜 白妙
千羽鶴 鈴姫
次回につづく
2004年7月7日
ニオイエビネ×sib.なぜ発芽しない
ニオイエビネの交配種子をフラスコ培地に播種しても発芽しない・極わずか発芽しても成長しない・根が黒くなり枯れてしまう、とのお問い合わせが多く尋ねられるが、当園も長年の研究により成長ホルモン・サイトカイニン・オーキシン等のバランス培地を開発し、ニオイエビネ×sib.交配フラスコ苗販売までにこぎつけました。
一般参考書に書かれているような培地(ハイポネックス培地・MS培地・ナドソン培地等)ではニオイエビネ×sib.の立派な苗を作出不可能です、バイテク者は自分なりの培地を研究開発してください。
0:目次
1:ニオイエビネの人工交配
2:シブリングクロスは難発芽
3:簡単馴化方法
4:当園のニオイエビネ×sib.
5:斑入り苗交配
6:キバナニオイ
7:倍数体(染色体)
8:フラスコ培養室
9:人工交配/初心者向き
10:エビネ交配品種名及び用語
11:人工交配プロセス